内容物から業務用ガラス容器を選ぶには

業務用ガラス容器は化粧品から食品まで幅広い製品の容器となっていますが、充填される内容物に合わせた選び方が求められる点を理解する必要があります。ガラス素材は気密性が高く安定しているので、例えば炭酸飲料はペットボトルよりも炭酸ガスが抜けにくく長持ちしますし、芳香成分によってプラスチックが溶けてしまうアロマオイルも安全かつ香りが逃げない状態で保管が可能です。しかし、いくら気密性が高くても光による影響まで十分に理解しておかなければ、透明な瓶だとアロマオイルの変質が早まってしまい、ガラスの性能が十分に発揮されません。加えてふたの形状にも注意しなければ、使い勝手の悪い製品になってしまうのが業務用ガラス容器です。

業務用ガラス容器を選ぶ場合、内容物の温度がひとつのポイントになります。例えば伝統的に熱い状態で封入することによって雑菌の増殖を抑制するジャムは、密封状態で冷えると減圧される特性があります。こうした製品に業務用ガラス容器を用いる場合は、減圧されても開封に影響が少ないツイストキャップタイプを用いるのが一般的です。ツイストキャップは熱いものを封入する場合に用いられ、開けやすいのがメリットですが、常温では締め具合が難しいです。

加熱しない蜂蜜や焼き菓子などを封入する場合はスクリューキャップが適しており、キャップのバリエーションは少ないですがふたが頑丈でキャッピングマシンでも締めやすいので、長期保存に適しているといえます。

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